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2001.6.16 last updated2006/06/26

虎の穴へようこそ!!

虎の穴は要するに、私のお気に入りの釣場である塩ケ浜のご紹介と、かの地にまつわる釣行記集です。一部はまるそうさんのHPから移植させていただきました。

1.塩ケ浜の概要について
2.釣行記1998.7(第一回虎の穴OLM)
3.釣行記1999.6(第二回虎の穴OLM)
4.釣行記1999.7(第三回虎の穴OLM)
5.みそぎ釣行編2002.07

 


1.塩ケ浜の概要

  塩ケ浜(しおがはま、しょうがはま、しゅうがはま)は少し古い地図では、海岸近くまで、道路が続いている。その昔は車の乗り入れが可能で、海水浴などもできたらしい。その道も人が入らなくなって久しいためであろう、浸食が激しく、やとひとりが通れるだけの幅となっている。灌木や草木が覆いかぶさり、ところどころ陥没もあるので夜は避けた方が賢明である。

  わずかながら道が太くなっているところが残っており盛時の面影を偲ばせる。めざす海岸までは山道を大きく迂回せねばならず、往路で40分。復路はたっぷり1時間の行程である。途中マムシなども潜んでいるので、長袖、長ズボン、できれば丈の長い靴が必要である。秋はマムシの攻撃性が増すので入山はおすすめできない。

 さて草の生い茂る山道でアップダウンを繰り返すこと数回、右手に浅い沼が見えてくる。ここまでくればめざす海岸まであとわずかである。最後の林を越えると、眼前には海が開けている。小砂利浜の海岸は全長500mくらいであろう。

 最初にここに訪れたときまず驚いたことは、足跡のシュプ−ルが無いことである。そして美しさ!人間が文明を持つ以前にはどこにもみられた風景がそこには広がっている。自然が自慢げに、”どうだ!”と問いかけてくる。

右側には岩礁地帯、左手には浸食の激しいガケ、そして奥手に岩礁。正面の海岸はよくみると、右手に沼からの伏流水の形跡があることがわかる。またガケの手前は山手から延びる谷があり、そこからも水の痕跡がうかがい知れる。

 ポイント案内であるが、

@右手の伏流水のあたりから奥は根掛かりゾ−ン。入ったこともあるが、特筆すべき場所ではない。
A伏流水のエリア。セオリ−ではおもしろい場所だが、やはり釣り物は少ない。
B道なりに浜に出る正面のエリア。右50M、左100M位のゾ−ン。ここは根 掛かりも無く、キスの数釣りポイント。 大型は27センチまでであるが、特に 夕マズメに期待が持てる。暗くなると、大アナゴ、メコザメ、エイなどゲテモ ノが多く釣りに難渋する。この両サイドは中小型のマダイもでる。

C
正面左手からガケまでのエリア。正面左手100〜200メ−トルのゾ−ン。ここはシモリが随所にある。ただ谷から派生する水無し川の正面は比較的根掛 かりが少ない。ここが、最高のポイント。キスは出ないが、大型のマダイ、コ ロダイ、イサキ?!、グレ?!も出る。かつてかっぱサ−フの先輩達が足繁く 通った折り、短時間でク−ラ−満杯になり引き返したという伝説の場所でもあ る。私の場合、この場所での夜釣りの経験は無いが、真昼に大型のカワハギ、 カサゴなどで良い思いをしている。

Dガケのエリア。
ところどころ崩壊があり注意を要する。Cと似たような感じで あるが、やや劣る実績。クラブの先輩達の話では、塩ケ浜のベストシ−ズンはホタルが出る頃、それも大雨が降る時が最良と言う。残念ながら、この時期は海況に恵まれず、入った経験は無い。7月中旬から8月に3回入っているが、時期はずれとはいえ、魚影の濃さは類を見ない。シマイサキが多いのには閉口するが、ク−ラ−満タンは保証されている。


仕掛けは大型魚の確率が高いので、太め・大きめを推奨する。魚がすれていないので、太さが災いすることは無いだろう。注意すべきは、あくまで外洋に面していること。波高予報に注意し、2Mを超える場合は避けた方が賢明である。また一見穏やかにみえても、1000回に一回くらいはイレギュラ−の大波がくることもあるので、注意を怠らないことが肝要である。昨年7月に入ったさいは、目の前で背丈の倍近い波が砕けて、背筋が凍った経験がある。荷物は山道が多いし、帰りのク−ラ−は重い(はず)ので、できるだけコンパクトにまとめること。気温が高い時は水分補給も大事なので、水分だけは多めに用意したほうが良い。 

アクセス:伊勢自動車道玉城ICを下車。県道65号(度会玉城線)を南島町方面に車をすすめ、宮川を渡り(内城田大橋)突き当たりを右折。県道22号(伊勢南島線)に入り山道を幾度か走ると、R260に出る。そこを左折(五カ所方面)し、トンネル(道方トンネル)を抜けると、まもなく左手に神社(八柱神社)がある。そのすぐ先の小川の手前を右折(狭い)し(県道573:阿曽浦港線)道行橋(小さい)を渡り阿曽浦方面にすすむ。右手に古寺を見てしばらく進むと右手に浅い湾が開ける。湾の最奥部に水門付きの小川があり、狭い農道が続いているので、それを直進し、廃屋を越ししばらく進むと左手にクルマ2台分のスペ−スがあるので、そこに駐車。それから先は道が崩壊しているので、夜間は要注意。そこから道なりに浜へ出られる。

*夜は道がわかりづらいので明るい内に現地へ着いた方が良い。好釣をお祈りしています。

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