recounted2007.01.27

ゴミ焼きの浜98年8月かっぱ月例会の報告です。


 8月22日は、久々の土曜日休み。本日は投親会のまるまえさん参加の月例会。まず午前中に散髪に行き気を引き締める。午後、子供2人と市営プールへ・・その足で、ユニー日進店へ向かい、まるまえさんと待ち合わせをする。塩ケ浜以来のご対〜面である。最初に氏の車を先導しかっぱ釣具店に行く。参加費を払うとともに、主人から釣り場の情報を収集する為である。

 今回の釣行場所は三重県南勢町の浜島〜宿田曽のエリアである。宿田曽は鬼門だし・・・浜島は確釣だが、サイズがいまいち、キス5匹の重量を競う例会では後塵を拝す恐れが強い。水温も高いことが予想されたので、水深・砂浜・河の3要素(あくまで私見です)の内、前2つが揃う”ゴミ焼きの浜”について情報を集める。

 浜島の各海岸の内、南張(なんばり)海岸と、”ゴミ焼きの浜は早期から、しかも大型キスの釣れるポイントとして名高い。南張はサーフィンが盛ん、しかもテトラが多く、いまいち乗り気がしない。”ゴミ焼きの浜”は本当は”火葬場の浜”である。場所柄訪れるキャスターも少ない。夜釣りなら、なおさらである。水深もあり、数・型とも望めるオイシイ釣り場の(ハズ)である。

 主人曰く・・南張の手前の塩鹿浜(しょしか?はま)で先週キスが数出てる。ゴミ焼きの浜は、2人入れば一杯で、恐らくクラブ員の横江、河合の2人が入るじゃろ・・・。 横江・河合といえば、大先輩である。そのふたりをさておいて入る勇気も無い・・・。結論を行きの車中に延ばすこととなった。私が頼んでいた、Lキャッチむくも仕入れてあったので、それを購入して、わが庵へ向かった。 わが庵では、まるまえさん”試練の10番勝負”の幕開けとして、糸結びと仕掛け作りをお教えした。ブラットノット、ユニノット(電車結び)、内掛け本結びなど・・・本日使用する、自分用の仕掛けを作成してもらった。

 さて、20:30にバスへ乗り込む。早速、河合・横江両氏にさぐりを入れる・・・

K:火葬場入るよ、でもあんたら2人がはいるのなら、別の場所にするよ・・・
Y:火葬場は中央の排水口の左手が一番、二番は排水口の上、そこしかあかん!サオ二本出したら、
  二人で満杯・・・
H:私らは左手離れた場所でいいですから・・・
Y:やっぱやめよ・・・
H:そんなこと言われたら入れないじゃないですか!?・・・すでに前哨戦のはじまりである。
  結局ここでも結論は先延ばし・・・夜食までに熟考することとした。

いつもの、て*ねレストラン着が、23時頃だったろうか?まだ場所は決めあぐんでいる。縁起をかついでカツ丼を食しながら、悩んだ挙げ句、”火葬場”に結論した。

 食事が終わり、ごみやきの浜についたのが、翌0:30頃。田曽白浜海水浴場を越えてすぐの場所であるが、入り口が狭く、見落としてしまいそうである。よくみると、”火葬場入り口”の看板がある。浜に入ったのは、河合さん、まるまえさん、私の3名。横江さんは、宿浦の突堤へ入ることとなった。

 火葬場正面から浜へ出ると、風も無く、穏やかな海況。水色も良く、水温は27度である。河合さんがカルバート左手へ、それから20mほど右手へ私とまるまえさんが入る。しもりが予想されたので、サオは一本ずつとする。投点70mほどのところへ投げ込み、アタリを待つ。波打ち際から釣り座にかけてかけあがりとなっており、道糸が深い角度で海に吸い込まれている。さびいてみるが、意外と根掛かりがない。しかし、かけあがりも感じられず、のっぺりとしと感じである。しばらくして、アタリ。しかしキスのそれとは違うようである。案の定ゴンズイ。 まるまえさんは根掛かりに苦戦している。釣り座を私の近くに移動するように指示する。しかし、ほんの少ししか離れていないのに、氏はシモリにつきまとわれているようで、再三根掛かりにあえいでいる。

 私の方も、釣れるのは、ゴンズイ・ハナアナゴのみ。河合さんもゴンズイばっかじゃ!とばやきにくる。こんな膠着状態が3時間以上も続いた。4:00を回った頃、河合さんから”つれたぞ〜!”遠目にもわかる良型のキスである。近寄ってメジャーをあてると、26センチもある。ジアイ到来とばかり、釣場に戻り気合いを入れる。しかし、無情にも我々の竿先にくるのは、コツコツとしたゴンズイのアタリのみ・・・河合さんが、”もっとこっちへ来い!遠慮せんでいい!”と言って下さるので、10mほどにじり寄るが、状況には変わりはない。その河合さんも、つづきがなかなか来ない。

 気分転換も兼ねて、河合さんのいる場所を越え、カルバートの上に移動することした。足元は濡れており、随所にテトラが張り出しているので、釣れても取り込みに苦労そうな場所である。 第1投は、正面70mライン。糸ふけを取ると既に根掛かり。第2投は、やや右手の50mライン。やはり根掛かり。やけくそで正面30mラインに投入すると、ここはセーフ。しばらくアタリを待つが、穂先は沈黙を保つ。静かに眺めていると、気のせいか、なにか焼けたようなニオイが火葬場の方から漂ってくる。後ろを振り向くと、堤防のあたりに、ぼぅ〜っと、白い影が見える。一瞬体が凍りついたが、目を凝らすと、堤防がその辺りだけ、白く変色している。いずれにしても、薄気味わるいので、元の場所へ退散した。

 途中、河合さんに釣果を尋ねると、20センチクラスを一匹追加したという。まるまえさんは、相変わらず苦戦中。まさに”試練”である。時間はどんどん経過して行く・・・夜明けの好ジアイ、6時・・7時・・・釣れくて退屈なはずなのに時間が短く感じる。

途中、6時に19センチのキスを釣り上げなんとかボ*ズだけは回避したものの、カワハギの小型1匹とキス一匹では、入賞など、土台無理である。なんとか、一矢を報いようと、広くはない砂浜の隅から隅まで釣り歩く。現在の場所以外では、近投以外根掛かりの嵐なので、15mから0までを丹念にさびいて、キュウセン3尾、カワハギ9匹を追加するが、ここで力尽きた・・・。

 クラブの成績は、見事に首位から陥落したが、なんとかカワハギが他魚の8位に入賞。連続入賞がとぎれなかったのがせめてもの救いであった。

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他のクラブ員の成績

ゴミ焼きの浜:河合さんは、キス2尾だが、26センチが効いて7位入賞。

南張海岸:
夜はゴンズイなどエサ盗りで苦しむが、明けてからはエサ切れするほどの爆釣!夜エサを使い果たしたのが災いしたが、それでも70尾近い釣果。型は17〜22センチ。河口で釣れたとのこと。

宿浦の釣り禁解除の突堤:
各自20尾位の釣果。型はこことしては小型。20センチクラスも混じるが、小型主体。

まるまえ氏の釣果・・推測です。
      キス・・・ぜろ匹
      キュウセン 数匹
      オハグロベラ1匹
      コバンアジ 1匹

 

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